君たちはどう生きるか
こんにちは、むらっちです。

今日は漫画版「君たちはどう生きるか」の
感想を書いていこうと思います。



小説版と迷ったんですが
昔の本って言い回しが難しくて
内容をちゃんと理解できるか
自信がなかったので
漫画版を買ってみました。

実際に読んでみると、
コペル君に向けて書かれた
おじさんのノートの内容は
すべて活字になっていて
漫画のわりに文字は多めです。

なので活字は無理!って人には
読むのツライかも。

で、読み終わった感想は、
自分と向き合うきっかけになる
いい本だなと思いました。

私はこの本の作者に
「君はどう思う?」と問いかけられてる
気分になりました。

なので、今回は私が読んで感じたこと、
感想などを書いていきたいと思います。


「君たちはどう生きるか」作者は何を伝えたいのか?

作者が伝えたいことは
漫画の中でおじさんがノートを書いている時の
このセリフにあると思います。


世間の目よりも何よりも
君自身がまず人間の立派さがどこにあるか
それを本当に君の魂で知ることだ
他人の意見に流されず
しっかり自分の目で世の中を見て学べ、
ということだと思います。


ただ自分の目で見て学べっていっても
なかなか難しいですよね。


物事を正しく判断していくには
知識が必要です。


おじさんのノートは
その知識を与えてくれ、
物事を正しく判断するにはどうしたらいいか?
という視点を与えてくれます。


視点をもらったら、
あとは自分で考えたり
実際に体験することで
自分のものになっていきます。


これが「本当に君の魂で知る」の部分に
あたると思います。


これはおじさんのノートにも書いてあります。
書物を読み、立派な人々の思想を学んでゆかなければならないんだが、しかし、それにしても最後の鍵は-コペル君、やっぱり君なのだ。

君自身が生きてみて、そこで感じたさまざまな思いをもとにして、はじめてそういう偉い人たちの言葉も理解することができるのだ。数学や科学を学ぶように、ただ書物を読んで、それだけで知るというわけには、決していかない


私も体験・経験することは
大事なことだと思います。

幼児教育や小学生の教育に携わる知り合いに聞いたのですが、
最近は思考力が弱い子が多いのだそうです。


それはなぜか?というと
体験が少ないからです。


昔は野山があり遊んでいると
トカゲとかヘビとか蝶々に遭遇するなんてことありました。

けど今は
都会だとほとんどヘビはいないでしょうし、
街歩いててトカゲ見かけることも少ないですよね。


こないだ小学生5年生の子が、
ヘビ見たことないって言ってて
私はビックリしましたよ。


写真で見たことあっても実物見てないと、
本当のヘビの怖さはわかりません。


トグロ巻いてこっち見てきたり、
人間が走るのと同じくらいのスピードで
スルスルスルーと動いたりする姿を目の当たりにすると、
コワーってなります。


体験があるから、
ヘビの本当の怖さを知れます。


これは体験しないと知れません。


本当の意味で学ぶというのは
知識を得たら体験・経験すること
です。


体験や経験することで、
点と点だった知識が線になって繋がっていきます。


そうすると思考力も身につきますし、
頭の回転も早くなります。


なのでどんどん体験すべきだと
私は思います。


ここからはおじさんノートに書いてある
視点を身につけるために大事な部分を
書いていきます。


周りの人に流されないことの重要性


私たちはどうしても他人の意見だったり
世間の目に流されてしまいます。


その例として漫画では
「いじめ」の問題が出てきています。

イジメは
・イジメている側、
・イジメられている側、
・それを見てる側
3つの立場があります。

圧倒的に人数が多いのが
・イジメを見ている側です。

よくないとはわかってるけど
みんなもそうしてるし・・・。

誰かよくない!ってイジメてる子に
立ち向かってくれないかな・・・

イジメを見ている子は
周りに流されてしまい道徳的に間違ってると
わかってても行動できません。


みんながそうしてる方に乗っかってれば
安心だからです。


赤信号みんなで渡れば怖くない、
と同じですね。


そして人は人に依存しがちです。
誰かやってよーって思ってます。


恐怖心と依存心のせいで
周りに流されて正しい判断ができなくなるのです。


でもそれではダメだよ。
周りに流されず何が正しいのか考えろ、
と作者は言いたいんじゃないかと思います。


その例として、
漫画ではいじめられてた子を
一人の男の子がかばったことで、
今度はクラスメイトみんなが
いじめてた子を殴るシーンがあります。


ガッチンという子が立ち上がって
イジメてた山口くんに取っかかります。


すると、周りの子も一緒になって
山口くんを殴りに行きます。

それを見ていた浦川くんは
みんなを止めにいきます。

浦川君はイジメられていた子です。

イジメられてたにもかかわらず、
山口くんをそれ以上殴るなと
止めにいったんです。


私はここに
作者のメッセージが込められてると思います。


・イジメられてても手を貸さない、
・1人が殴ったらみんな殴りに行く、

みんなまわりに流されてやってるんですが、
それって本当に正しいことなのか?
というと違いますよね。

山口くんはイジメた罰を受けるべきだけど、
山口くんをみんなで殴りに行くのは
イジメとなんらなんら変わりません。


だけど浦川くんは
周りに流されず正しい判断をしました。

流れにさからうのは勇気がいるけど、
流されていてはいつまで経っても
立派な人間にはなれない、
そういうメッセージがあるんじゃないかと
私は感じました。


人間の結びつきを考えれば人に優しくなれる

「人間の結びつきについて」の部分では
コペルくんが発見した生産関係の話が
書かれています。


一つのモノをたどっていくと、
それが自分のものに来るまでに
たくさんの人関わっている、というのが
生産関係です。


この生産関係を想像することは
おじさんノートのの最初に出てきた
天動説ではなくて地動説の考え方と繋がります。


生産関係を考えることで
自分を中心に回っているのではなく、
自分は大きなまとまりの中にいることがわかります。


世界は自分中心ではなく、
たくさんの人がいることで成り立っている。

自分たちがこうやって生きていけるのは
名前も知らない誰かのおかげでもあるのです。


そうやって考えたら
なんだか人に優しくなれる気がするんですよね。


自分と考えが違う人がいても
「そういうもんなんだなぁ」と理解できるんじゃないかと。


自分中心の考えの人は
自分の意見以外を受け入れることができないので
喧嘩になったり、人に優しくできなかったりします。

イメージはジャイアンですね。

「俺様がこうと言ったらこうなんだ」みたいな。笑

でもそれでは立派な人間にはなれません。


上に立つ人間は人を動かしていく立場になるので
自分のことばっか考えてたら
誰もついてきませんしね。


過ちから逃げない

最後は過ちから逃げないということです。

逃げんなよ、ってことです。

コペルくんは
友達と先輩に立ち向かう約束をしたにもかかわらず、
怖くなって逃げてしまいます。


その自分を
いなくなってしまえばいいと思うくらい
悔やんでいました。


素直に気持ちを伝えて謝ればいいんですが、
許さない、絶交だと言われるのが怖くて
学校を休んでしまいます。

ここでも逃げてますね。


しかも自分は助けに行こうとした、
けど怖くていけなかったことを
おじさんに説明してもらおうとさえ考えます。

ダメダメじゃん。
のび太くんじゃん。笑

何やってんねん!と突っ込みたくなるんですが、
でも気持ちはわかりますね。


過ちを犯した時って、
色んなことをあーでもないこーでもないって
考えるんですよね。


冷静に考えたら、やらなきゃわからないのに
最悪のシナリオを勝手に考えて
動けなくなるんです。


体験したことないことに、
人は恐怖を感じます。

例えば
1度も告白したことない人は
告白する時、フラれたらどうしようって考えてしまい、

あーどうしよう、、、
やっぱいうのやめようかな。。
でもなー…と悩んだりします。


フラれるのが怖くて行動できないんですね。


だけど逃げてたらいつまで経っても
気持ちは伝わらないし
付き合うこともできません。


だからおじさんが言ってるように
一度考えるのをやめるっていうのは
めちゃくちゃ大事だと思います。


考えるのやめてバカになって

もうどうにでもなれ!
えいやー!とやってみる。

これが最強です。

私も色々考えて逃げてしまうことがあるので
あえて考えず逃げずにやっていこうと思います。


コペル君は何を生み出してたのか?

答えが出てない問い1つに
「コペル君は何を生み出していたのか?」
というものがあります。


多分これは
答えが人によって違ってくる部分だから
あえて明確な答えを書かなかったのかなぁと思います。


なので
コペル君が何を生み出してるか?を考えてみました。


それは相手にとっての価値です。


「相手にとっての価値」っていうと
なんかザックリしてますが
この価値は相手によって変わってくるんですよね。

例えば
学校に行けなくて
勉強が進まない浦川くんにとって
勉強を教えてくれることは
価値がありますし、


コペルくんが前向きに走ってる姿を見て
後ろ向きになってたおじさんは
「自分もやらなきゃ!」と
気づきをもらいました。

これも価値ですね。

コペルくんがいなければ
気づけなかったことですから。



この例にはモノやお金は絡んでないけど、
ビジネスの基本的な流れでもあります。


ビジネスは
相手にとって欲しいものを提供することで成り立ちます。

豆腐が欲しい人に豆腐を作ってあげて、
代わりにお金をもらう

家が欲しい人に家を作ってあげて、
お金をもらう

成績上げたい人に
勉強教えてあげてお金をもらう

こんな感じです。


世の中は価値の交換で成り立っています。


コペルくんは
お金やモノは生み出していないけど
立派に相手にとっての価値を
生み出しているんじゃないかと思います。


「君たちはどう生きるか」まとめ

今の時代はわからないことがあれば
ググればすぐに答えが見つかる時代です。

自分で考えなくても
検索すれば何かしらの答えがでる

便利で素晴らしいですが、
そのせいで結構な人が検索脳に陥ってます。

考えることってめんどくさいので
誰かが答えを教えてくれるのを待ってる状態です。


けど自分の人生は検索しても出てこないし
誰かが教えてくれるわけでもありません。


検索脳になってしまうと
どう考えたらいいかもわかりません。

どうやったら
自分にぴったりの答えが見つかるの?

自分はどう生きていったらいんだろう?
そう悩んでいる人が多いんじゃないかと
この本を読んでいて思いました。


だからこの本を読んで
どうしたらいいかの答えが書いてないじゃーん、
とガッカリする人もいるかもしれませんが
答えを考えるってことが大事だと私は思います。

この話を聞いて
自分はどうだろう?
自分の人生に生かしていくのは
どう取り入れていったらいいだろう?

そうやって日々考えることが必要です。

答えがあってるかわかんなくて不安になっても
とりあえず考える。

そしたらいつか
「あ、これだ!」と思える答えが出てくるものだと
私は思います。

私ももっと考えて検索脳から抜け出そう。

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